9201 日本航空|JAL【個別株・考察】

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こんにちは、カエルドライバーです。

今日は日本航空について自分なりに考察してみます。

チャート

 出典:Trading View

コロナ禍で大きく下落、増資を経て2022年7月頃から大きく上昇、現在は2,500-2,800円のレンジで揉み合っています。

一般論ですが、株価上昇のパターンとして、以下の2つの波があると思います。

①期待によるPER上昇局面

②業績が伴い上昇する局面

2022年7月からの上昇は「赤字脱却が見えて上昇した①の波」だと思います。

2023年は「本格的に業績が回復し、株価が上昇する②の波」が近づいている印象です。

揉み合いが長いため、現在は信用買いが積まれており、株価が上昇しても利益確定に押されている印象を受けますが、出来高の大半が2,800円以下のラインで積まれているため、2,800円を超えると上値がだいぶ軽くなるのではと思います。

カタリスト

続いては決算について見ていきたいと思います。

まずカエルドライバーの基本的な考え方ですが「決算数字や決算資料の情報はすぐに織り込まれる」というものです。そのため「確度高めで予想できるが、織り込まれていない情報(カタリスト)」を決算資料等で読み取ることを心がけています。

さて、JALのカタリストは以下を考えています。

①国際線利用率の増加

②原油価格の低下(低位で安定)

③インフレによる国内線の単価(イールド)の上昇

④円高の進行

①国際線利用率の増加

                                      出典:日本航空HP

決算資料によれば2023年度は国際線稼働がコロナ前比通年65%で見込まれています。

が、この数字はかなり保守的です。

2023年4月時点の訪日外客数は2019年比で約66%です。

また、JALの月次報告でも4月時点の国際線稼働は64.9%です。

5月からコロナが5類移行し、訪日環境が整った状況を鑑みても、上ブレる確率は高いと思います。

なお、邪推ですが、JALが保守的な予想した理由は前期の決算予想を強気に出しすぎて下方修正した経緯を反省しているためだと想像しています。コロナ蔓延中で不確実な状況だったとはいえ、国内線が通年で95%、国際線が4Qで65%という前期予想は強気すぎました。

結果、前期3Q決算において「ANAは上方修正で株価上昇」「JALは下方修正で株価下落」となりました。

どちらの航空会社も収益構造はあまり変わらないので、その後のANA下落、JALは上昇して株価は調整されていますが、予想の見せ方一つで投資家に失望を感じさせてしまったことをJALは反省しているのではないでしょうか。

②原油価格の低下(低位で安定)

2022年4Qにおいて、営業費用の24%を燃料が占めています。

コロナ前の4Qにおいては18%であったことからも、2022年度は原油価格の変動に大きな影響を受けた年でした。

さて、2023年予想ですが、JALはシンガポールケロシン燃料価格を115ドルで想定しています。

一方で直近の価格は88ドル程度。大きく想定を下回っています。

出典:Trading View

原油価格は地政学的な不確実性によるところが大きいですが、原油価格が高騰した2022年を経て、2023年以降はリグ増加による採掘量の増加、FRBの金融引締による各種産業の相対的抑制が徐々に効いてくると思いますので、年平均で115ドルとなるような上昇は見込まれないと考えています。

③インフレによる国内線の単価(イールド)の上昇

航空会社を見るうえで大事な概念の一つがイールドですが、ざっくりいうと「航空券の単価」です。

前期の決算において、国際線単価は2019年比で1.5倍、国内線単価は1倍(変わらず)でした。

そして2023年予想において、JAL社は同様の倍率を想定します。

ここでカエルドライバーが注目しているのは「国内線の単価」です。国内では目下3%以上のインフレが継続しており、国内線の稼働も9割近くまで回復しています。

需給が逼迫した場合、すぐに価格を変えられる旅券の特性を考えれば、「国内線単価」も上昇する日が近いのではないでしょうか。

④円高の進行

最後に円高の進行です。この記事を書いている2023年6月1日現在、1ドル140円付近であるため、確度は多少低下していますが、「米国利上げの停止」「YCCの解除」などマクロ的には円高に向かうカタリスト多く、円高による利益改善の可能性も捨てきれないと考えています。

※三国間輸送など、円安メリットを受ける部分もありますが、費用等の削減効果を考えれば空運業は総じて円高メリット銘柄だと考えています。

まとめ

以上、カエルドライバーが考えるカタリストをまとめてみました。

いずれも結果が出るまで時間がかかるため、すぐに株価上昇につながらないかもしれませんが、下値も限定的であるように思いますし、長く持つことができれば報われる銘柄だと考えています。

直近は生成AIブームで日本の半導体株がかなり買われている感があり、JALは一足遅れている雰囲気ですが、半導体関連は期待先行で上がっている過熱感も否めませんので、実際に業績がついてくるJALが買われるタイミングも近いと思います。

なお、毎日ウォッチしている所感ですが、信用買いが多いこともあり、「3日上がって3日下がる」というように、少しボラが大きめな銘柄の印象です。

ただし、ある程度まで下がるとしっかり買われている感もありますので、下がったタイミングで押し目買いが安全な買い方かもしません。

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